大偏差理論の基礎(1)

大偏差理論(Large deviation theory)は,大数の法則,中心極限定理とともに,確率論における有益で重要な極限定理です。

このブログで何回かに分けて大偏差理論の基礎を紹介し,その応用例をいくつか説明したいと思います。

大偏差理論は,大数の法則,中心極限定理に比べると,新しい極限定理です。
大偏差理論は,非常に幅広い応用が考えられます。例えば,「稀事象の発生確率」を論じたり,調べたりするとき等に非常に役立つ理論です。